HISTORY
Amikoleとロウアーイーストサイドの歴史
アミコレは、NYのダウンタウンにあるロウアーイーストサイドで、“ハードコア・キッズ”として10代を過ごしました。当時のロウアーイーストサイドは、伝説的なライブハウス“CBGB”が牽引したハードコア・パンクの音楽シーンや、ハレー・クリシュナ教の菜食主義ムーブメントの中心地。その頃の彼女は、グリーンに染めた前髪と剃りあげた頭で、自らを“Hippie Skin”と呼んでいました。
彼女は18才のとき、アフリカとカリブ海諸国を旅行し、セネガルの野外市場でシアバターに出会います。そして90年代に入ると、彼女は薬草療法を学び始め、1997年に「Amikole’s Shea Butter」を設立しました。
1986年からロウアーイーストサイドに住んでいるアミコレは、この場所の変化と、一部の変わらぬ姿を見てきました。時代が大きく変化していく中、大企業の進出によって、コミュニティガーデンやアーティストたちの居住地が占領され、多くのパンク仲間たちが追いやられました。その後、街自体も変わり、菜食主義やホリスティックなライフスタイルが主流になっていきました。
2009年、アミコレはニューヨーク大学で文化人類学の博士号を取得し、“Dr. Amikole”になります。また2016年には、200時間に及ぶヨガ教師養成コースを修了。現在、アミコレは3人の子どもたちの母親であり、ニューヨークとベリーズ(中央アメリカ北東部にある国)を行き来しながら、医療人類学や薬草学、ヴィンヤサヨガを教えることに多くの情熱を注いでいます。
「Amikole」はロウアーイーストサイドから発信するオーガニックブランドであり、代表するシアバターはそんな彼女の情熱と誠実さから生まれたユニークな製品です。今では、彼女の“愛”のこもったシアバターが世界中に届けられています。
Amikole's profile
プロフィール
Amikole
2009年、文化人類学の博士号を取得。ニューヨーク大学などで教授として教鞭をとる傍ら、ハーブ学やヨガのクラスも受け持つ。ロウアーイーストサイドを愛し、伝説のライブハウス“CBGB”に通い詰めた過去のハードコアパンク時代を経て、現在はスピリチュアルライフを送る。3人の子どもの母親でも。